株式会社フリーセル 木村 裕紀様インタビュー | 経営課題を専門家に相談 イチゾウ

株式会社フリーセル 木村 裕紀様インタビュー

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株式会社フリーセル 代表取締役社長 木村 裕紀

「お客さまのために」と口でいうのは簡単だが、会社組織の血肉にすることは至難の業だ。しかし、トップの強力なリーダーシップで「顧客志向」を徹底、わずか5年で年間売上高を10億円から30億円に飛躍させた企業がある。中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングのフリーセルがそれだ。創業から今日まで成長軌道をひた走る同社代表の木村氏に、独自の「ビジョン経営」の核心を聞いた。

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※下記は経営者通信20号(2012年8月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

 ―創業から11年で「中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティング市場」でトップクラスの企業に成長した最大の理由は何ですか。
木村:中期経営ビジョンに「中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングNo.1企業」を掲げ、必達目標と位置づけて徹底して取り組んできたからだと思います。具体的には、「中小・ベンチャー企業の課題を解決するNo.1企業はどうあるべきか」を考えて、そこから逆算して必要な組織をつくっていきました。

 ひとつは、強いコンサルティング・営業組織です。お客さまのビジョン実現や課題を解決することができるソリューション営業、コンサルティング営業部隊をつくりました。一方で、Webサイトを活用したマーケティングで継続的に成果を出すために不可欠なCS体制も強化しました。現在、約220名の全社員のうち、半数以上にあたる約120名をWebサイトの制作・運用・コンサルティングといった顧客対応を担う部署に配置しています。

 Webコンサルティングのサービスにおいて、営業がバイクの前輪だとすると、後輪がCSの体制です。ビジョンを社内で共有し、営業・CSの両輪を徹底して強化してきたからこそ、「納品時の顧客満足度90%以上」、「5000社超の取引先者数」、「売上高32億円」といった成果を出せたのだと確信しています。



―なぜ企業経営において、ビジョンが最も重要だと考えたのですか。
木村:当社は2001年の創業以来、順調に成長を続けていました。しかし創業7年目、売上10億円を超えた頃に成長の踊り場を迎えました。売上50億円、100億円の企業を目指すには、ただ勢いで拡大していくのではなく、全社員をひとつに束ね、より大きな力を生み出すための理念、ビジョンが必要だと強く感じたのです。


―「中小・ベンチャー企業向けWebコンサルティングNo.1」を中期経営ビジョンに定めた経緯を教えてください。
木村:中小・ベンチャー企業のお客さまは、競合企業が多い環境で事業をしています。だからといって、成長の可能性が低いわけではありません。ライバルとの差別化を図り、潜在顧客に対して自社の中核となる価値を正しく伝えていくことができれば、もっと成長できるはずです。ところが中小・ベンチャー企業のほとんどは、「予算がない」、「担当者がいない」、「ノウハウがない」などの理由から、十分にマーケティングに取り組めていません こうした中でフリーセルがWebコンサルタントとして、より価値のあるサービスを発信していくことで、元気な中小・ベンチャー企業を増やすことができたら、社会的意義は非常に大きい。そこで、「中小企業・ベンチャー企業向けWebコンサルティングNo.1企業」というビジョンを掲げたのです。会社と部署と社員個々のビジョンをつなげる


―ビジョン実現のため、どのような取り組みをしましたか。
木村:「中小企業・ベンチャー企業向けWebコンサルティングでNo.1」という会社のビジョンと、営業など各部署のビジョン、さらに各部署で働く個々の人財のビジョンがつながり、ビジョン達成に向けた計画が実行されているか、絶えず分析・評価し、修正を繰り返す仕組みをつくってきました。  最初の頃は、理念やビジョンを浸透させることに苦労しました。半期に一度の社員総会、リーダー層での研修や合宿、理念ブック、社内報や表彰での共有、社員と繰り返しコミュニケーションをとることはもちろん、人事評価にビジョンや行動指針の理解を組み込みました。


 苦労したことのひとつに、ビジョンを実現していくリーダー層の育成がありました。部署をつくってリーダーを据えることは、簡単にできます。しかし、「リーダーが部下を育成し、部署を発展させるための戦術をつくり、自分自身も高めていく」という、真の意味での組織として機能するまでには、予想以上に時間がかかりました。しかし、こうした取り組みを粘り強く続けた結果、全社員でひとつのビジョンを共有でき、顧客目線で一体となって動ける組織に変化しました。

 
―簡単なことではないと思いますが、どのような経営手法をとったのですか。
木村:会社の運営方法として、「ビジョンマネジメント」を徹底しました。まず会社として、長期的ビジョンの達成に向けた今後1年間の年間テーマを掲げ、そのテーマのもとに部署ごとの1年後のゴール・ビジョンを決めます。さらに各部署に所属する個々の社員には「部署のビジョンに照らして、自分自身は一年後どうなるか」という将来像を掲げてもらい、その実現を目指す仕組みをつくりました。そのうえで、きめ細かく各自のビジョン達成度合いを検証していきます。

 検証した結果は半年に1回の賞与査定や4半期に1回の人事評価でフィードバックするほか、さらに細かいフォローとして毎月1回、上司からのフィードバックミーティングでも取り上げます。このように、会社のビジョンが部署のビジョン、個人のビジョンへと落とし込まれる経営を行っています。

 ビジョンマネジメントを行ってから、社内の雰囲気が変わったと感じます。私の構想が勝手に成長してくれているような嬉しい感覚を味わうことが増えてきたのです。以前は私が絵を描き、トップダウンで号令しないと組織は動きませんでした。現在は、私が何も言わなくても、それぞれの部署のリーダーがビジョン達成に向け、自発的に動いてくれるようになりました。


―今後の展望について、聞かせてください。
木村:当社はすでに沖縄にマーケティングセンターを設置していますが、今年3月にはベトナムにWeb制作・保守の現地法人を開設。お客さまに、よりコストメリットを提供できる体制を整えました。また、従来から本社メンバーによる綿密なコンサルティングを提供しており、「コストの面でもノウハウの面でも、フリーセルがNo.1」という評価を多くのお客さまからいただいています。

 こうしたNo.1の強みを生かして、売上の面では、次の2期で40億円、50億円と一気にステップアップしていく計画です。と同時に、中小・ベンチャー企業に特化したWebコンサルティングのNo.1として、もう一段高いビジョンを描いていく時期にきたと考えています。次の方向性としては、日本やアジアの発展に貢献するビジョンや、コンサルティングの対象領域を広げ、従来のWebを中心としたサービスだけではなく、全般的なマーケティング支援をお客さまに提供していくビジョンを描いています。

 ビジョンは人財を育てます。ビジョンを共有し、お客さまのために切磋琢磨して仕事に取り組み、起業家、経営者、世の中に貢献する人財をたくさん輩出して、「尊敬されるベンチャー」、「目標とされるベンチャー」になれるよう、より高いビジョンを描いて一つひとつ実現していきたいと思います。

東京

株式会社フリーセル

代表取締役社長 木村 裕紀
フリーセル流 ビジョン経営の強さ
11期連続で増収、年商32億円のWebコンサルティング企業

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