トップマネジメント株式会社 山下 淳一郎様インタビュー | 経営課題を専門家に相談 イチゾウ

トップマネジメント株式会社 山下 淳一郎様インタビュー

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トップマネジメント株式会社 代表取締役 山下 淳一郎

長期にわたって継続成長している会社には、どのような共通点があるのか―。
経営者を対象にしたマネジメントコンサルティングを提供しているトップマネジメント代表の山下氏は「ひとつの共通項がある。社内に〝経営チーム〟と呼べる組織があることだ」と指摘する。景気に左右されず、将来にわたって繁栄する会社をつくる方法を山下氏に聞いた。

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※下記は経営者通信23号(2013年1月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

― 不景気でも成長する企業には、どんな共通点があるのですか。
山下:P・F・ドラッカー教授は著書のなかで次のような逸話を紹介しています。ある大手銀行が「安定的に成長する企業の共通点」を見つけるため、膨大な調査を行ったときのことです。
 その調査から見えたことは2つ。ひとつは「経営がチームで行われている会社は伸びる傾向にある」こと。もうひとつは「ひとりの指示命令によって経営が行われている会社は、経営陣の士気が低く、事業も伸びない傾向にある」ことでした。つまり、景気動向に左右されず、長期成長する企業は、複数人の幹部による経営チームを組織化していることがわかったのです。

― どうすれば、経営チームをつくることができるのですか。
山下:まず、経営トップをリーダーとする合計5名程度の経営陣で、事業について徹底的に話し合う「経営会議」を開始します。密度の濃い高レベルな議論を戦わせ、意思をすり合わせるためには、5名程度が限界。それ以上でも以下でも、経営チームは機能しないことに注意してください。
 そして、経営会議では①われわれのミッションは何か、②われわれの顧客は誰か、③顧客の価値はなにか、④われわれの成果はなにか、⑤われわれの計画はなにか―について、徹底的に議論します。これは「ドラッカー 5つの質問」といわれているものです。
 もっとも、5つの質問とは基本的な大項目にすぎず、そこから細かく枝分かれし、質問のすべてを合計すると約400種以上になります。
 それらの方法を活用しさえすれば、6時間の経営会議を月に1回実行、1年間を通じ72時間の経営会議を実施するだけで、強力な経営チームを誕生させることができます。

― なぜ、400種もの質問が必要なのですか? 
山下:経営は、それほど多くのことを考え抜いていく必要があるということです。ドラッカーのマネジメントは、経営者が押さえなければならないポイントを列挙し、誰もが実践できるよう、適正解を導き出すためのツールが詰まった道具箱なのです。それらのツールを活用していくことで、結果として、将来にわたって事業を繁栄させることができるのです。
 ただし、ドラッカーのマネジメントがどんなに優れた経営ツールであっても、経営を行うのは経営者自身です。経営指導は不要でも、ツールの使い方の支援を必要とする経営者は多くいます。

― 具体的な事例を教えてください。か。
山下:私が経営支援した会社から、2つの事例をご紹介しましょう。
 ひとつめは、設立10数年のIT系の会社。創業社長がひとりで会社を牽引してきましたが、社員数が300名に増えるのと前後して、それが限界となり、成長の壁に突きあたりました。そこで、経営チームをつくりました。その後、同社の社員数は1000名を突破。壁を乗り越えました。
 もうひとつは、7000名の従業員を擁する、都内のサービス提供会社。ここでは売上高6000億円を目前に、足踏みが続くなど、業績が伸び悩んでいました。しかし、定期的に経営会議を実施し、チームによる経営が可能になったことで、2年後には目標の売上高7000億円を達成しました。

― 最後に、自社の継続成長を目指している経営者にメッセージをお願いします。
山下:今日の経営が明日の事業を左右します。事業がどんなに順調に進んでいても、事業の成長は次から次へと新しい課題を運び、それらは事業の重荷になっていきます。そうした課題に対応しながらも、事業を推し進めていくために必要不可欠なものが、経営チームです。
 経営チームは、一夜にしてできるものではありません。将来にわたって成長する繁栄基盤をつくるためにも経営チームをつくり、経営チームをさらに強くしていくことをおすすめします。

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トップマネジメント株式会社

代表取締役 山下 淳一郎
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